IPC規格をご存じでしょうか?
いきなり始めてすみません。
今回のブログは、「IPC規格」について紹介していきます。
まずは、IPCって何?と言うところから始めさせて頂きます。
IPCとは、アメリカで1957年に設立された
プリント回路協会(Institute for Printed Circuits)を
前身とする業界団体「IPC(米国電子回路協会)」です。
元々は名前の通り、プリント基板の製造や実装等、
電子機器と部品に関する標準化を目的として設立されました。
と、いうわけで、冒頭の「IPC規格」とは、
IPC(米国電子回路協会)で制定された規格
と、なります。
では、IPCがどういった団体かというと・・・・
①ANSIによって、標準化団体として認定されている
②90年代にはMIL規格やNASAの関連規格も移管されている
③ヨーロッパやアジア(ベトナムや中国など)にも海外オフィスがある
と、言った形で、元々は米国の業界団体ではあるのですが、
その規格は電子機器業界では世界中で広く使われており、
デファクトスタンダードになっています。
ちなみに私は・・・不勉強で、最近までIPC規格のことを知りませんでした。
ベトナム現地からの声もあり、調査・情報収集をはじめました。
国内ではJPCA規格に準拠といった形がまだまだ多いかと思いますが、
世界的にみると、メーカー・EMS業界では広くIPC規格が採用されており、
今後、国内でも購買条件として採用されていくのではないかと考えています。
次回につづく
@kitaoka